徘徊」のイメージ払拭へ言い換え模索

徘徊
徘徊

2015年5月20日の中日新聞の記事に徘徊の言い回しを検討模索しているという記事がありました。

昔は、認知症も痴呆症と言われていたり、いろいろと社会の見方や考え方が変わったような感じがします。

それで、さらに社会に理解されるのであれば、積極的に言い方を変えていくべきであると思います。

一番の問題は、ただ名前を変えただけというので終わることの無いように、行政が率先して、社会システムの変革に動いてもらいたいです。

中日新聞のサイトからの引用

認知症関連用語の言い換えを模索する介護関係者がいる。認知症の人の徘徊(はいかい)は「ひとり歩き」、介護施設の利用者は「メンバー」へ。痴呆症が認知症と呼び名が変わってほぼ10年。それぞれの用語に染みついたイメージを払拭(ふっしょく)し、職員とも心地よい関係にしていこうという気持ちを込める。

 「認知症の人は目的なく歩き回っているのではなく、その人なりの理由があるんです」

 名古屋市昭和区にある認知症対応型デイサービス「あつまるハウス駒方」所長の皆本昌尚(まさなお)さん(40)は力を込める。

 皆本さんが言い換えを考えたのは五年前。当時、管理者を務めていたグループホームでは、認知症の人の行方が分からなくなると、徘徊の迷惑行為として扱い、職員の指導の失敗とみる風潮があった。徘徊の意味を辞書で調べると、「目的なく、うろうろと歩き回るさま」と書かれており、この扱いに疑問を持った。

 皆本さんの知る認知症の男性は違った。毎年のように元日に行方不明になるが、習慣で初詣に出かけようとしたものの、途中で目的を忘れたり自分の居場所が分からなくなったりして、結果的にあてどなく歩いているように見えてしまうだけだった。

 「徘徊は本人の思いを否定する失礼な言葉と感じた。ひとり歩きと表現することで、高齢者がなぜ外出するのかを考えてみようと思った」と皆本さん。使い始めると、職員の意識が変わり認知症の人との関係が良くなった。

 皆本さんの思いは周囲に広がっている。名古屋市瑞穂区の高齢者相談窓口「いきいき支援センター」は、昨年作ったパンフレット「認知症『ひとり歩き』さぽーとBOOK」で使用。岡山県笠岡市なども、行方不明になった認知症の人を捜すメール送信事業に「ひとり歩き」を使っている。